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The Bucket List

邦題:『最高の人生の見つけ方』という映画。
サブタイトルは -余命、6か月、一生分、笑う-

主演は
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン

本当のタイトルは「The Bucket List」

バケットというのは直訳すると、バケツのことですが
一人の狭いスペースという意味もある。
この映画の場合は、棺おけ。
棺おけに入る前にやっておきたいことのリスト。

映画の中で、「死の受容段階」が出てきたので、メモ。

●キューブラー・ロスの死の受容段階論(「発達心理学」山下冨美代著、ナツメ社より)

(第1期) 否認……病気であることを告知され、大きなショックを受けたのち、自分の病気は死ぬほど重いものではないと否認しようとする。

(第2期) 怒り……否認の段階を経て、怒りの反応が現れる。その対象は、神や周囲の健康な人、家族で、医療スタッフに対する不平不満としても生ずる。

(第3期) 取り引き……回復の見込みが薄いことを自覚すると、神や医者、家族と取り引きを試みる。祈ることでの延命や、死の代償として、何かを望む。

(第4期) 抑うつ……死期が近づくと、この世と別れる悲しみで、抑うつ状態になる。

(第5期) 受容……最後は平静な境地に至という。運命に身を任せ、運命に従い、生命の終わりを静かに受け入れる。(以上、同書より)

命には限りがあるし、
もしかしたら突然訪れるかもしれないので、
全ての人が、この受容までの段階を順調に進めるとは限りませんが
概念上はこんな感じでしょう。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

それで、思うことがある。
人が苦しんでいる状態から、元気になっていく過程も
最終的には「受容」がある。
自分のありのままを、自分で受け入れていく工程を経ると、
人は心の荷物を降ろすことができ、楽になっていく。

ACで言うと
1期・2期・3期は親や社会との関わり。
4期は普段の生活の中で。
そして、それが長く続く。
5期の受容ができたら、心の中の内燃している火が消えていく。
つまり、自分を認め、楽になれる。
ある種の悟りの境地に似た心境。

カウンセラーは、その受容のためのお手伝いをすることが
大切なのではないかと思う。

だから、クライエントさんを表面的に扱うのが嫌いだし、間違っているとも思う。

気づけるのは、クライエントさんだけ。
自己受容できるのも、クライエントさんだけ。
自尊心を高められるのも、クライエントさんだけ。

我々は、「可能性」を指し示すだけしかできないのです。

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