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Win&Win と Give&Give

ビジネスを行う上で「Give&Give」と「Win&Win」のどちらが正しいのかということで昨年末にある方と論争になったのですが、明確な答えはまだ見えてきていません。


●Win&Win

近代のビジネス論においてはWin&Winとよく言われたものです。
これは、まだ理解しやすい。
良いサービスを提供するからお客様が喜ぶ。
お客様が喜ぶから対価を支払ってくれる。
対価を貰う提供者側も、お金という形で収入が入り、喜ぶ。
お互いにメリットがある。

企業と企業が協力する時、合弁する時なども、一方的な乗っ取りではない限り、お互いに協力するメリットがあるからこそ、つまりお互いに何らかの利益があるからこそ、協力するのだと思う。
今、殆どの銀行は消費者金融を傘下に取り込んでいる。消費者金融はブラックリストを持っているから、焦げ付きが少ない。
消費者金融側は、〇〇銀行グループという、表向きの社会的な信頼性が得られるから、これはWin&Winなのだ。

そして別の消費者金融同士でも、ブラックリストの情報を交換、共有している。
これは、やはり焦げ付きを最小限度に抑えるための自衛策なので、Win&Winなのである。

●Give&Give
一方、デール・カーネギーやナポレオン・ヒル プログラムではGive&Giveを提唱している。
これもよく理解できる。
企画段階では自分たちの利益なんかを考えているより、お客様に満足してもらうためのモノづくりやサービスを考えたほうが絶対に上手く行く。
お客様が何を喜んでくれるかが勝負なのだ。
そして、末端でサービスを提供する場合も、お客様が喜んでくださる最善の事をする必要がある。オーバークオリティで有ったとしても、喜んで貰えることだけに集中する。
つまり与え続ける事が大切なのだ。
与えて与えて、お客さんが喜んでくれる事をし続ける事は、良いサービスを提供する上でも良いモノづくりをする上でも、とても重要なことになる。


で、企業間同士でこのGive&Giveの考えが成り立つのかという疑問がある。
先の消費者金融の例で言うと、
私からはブラックリストを渡します。
そちらからは頂かなくていいですよ。

私はどんどん情報弱者になり、弱体化するのは必至である。
対、個人では報われることも、対企業となるとそうは行かないこともしばしばである。

吉野家の牛丼が安いセール期間を設けたら、そこに合わせて別の牛丼屋がさらに安い商品を当ててくるような露骨なことが行われる世界でもあるのです。
そこには、お互いに繁栄して行きましょうという考え方はない。
どちらかというとライバルは蹴落せ!的な考え方です。
でも、これが一般社会の現実です。(嫌だとは思うけど)

私がGoogleさんと組みたいと思う。
私にはメリットが100000倍くらいあります。
Googleさんには、私と組むメリットは何もありません。
果たして、Googleさんは私と組んでくれるでしょうか?

私はまず、Googleさんに、
「私と組むとこんなメリットが有りますよ!」と説得する必要があります。
そのメリットを考えて、この人と組まないと損だなと思わせたら、私もメリットを手に入れられるのではないかと思うのです。

うぃんういん論でした。

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